令和2年4月22日

ご挨拶

 今年度新たに大阪府トラック協会中央支部・支部長に就任いたしました双葉運送
代表取締役平井信一でございます。
ご案内の通り、本年度定時総会は、書面決議とさせていただきました。本来、5月23日に予定しておりました定時総会にて新年度の事業計画、収支予算、役員改選等々のご審議を賜るところでございましたが、トラック協会本部の指示もあり、新型コロナウイルス感染
拡大防止に取り組むため、やむをえぬ措置とご理解いただきますようお願い申し上げます。
 さて、平成30年6月の『働き方改革関連法』成立に伴い、時間外労働の上限規制が設けられました。トラック運送事業者としては、特にトラックドライバーの長時間労働是正の
ため、国土交通省をはじめ関係行政のご協力を賜りながら、荷主と運送事業者の相互理解に基づく適正取引推進や働き方改革実現に向けた自主行動計画を策定しなければなりません。 しかし、これら一連の改革を推し進めるためには、我々トラック運送事業者の努力には限界があり、発・着荷主のご理解とご協力が非常に重要であります。これらのことを背景に平成30年12月に「規制の適正化」、「事業者が尊守すべき事項の明確化」、「荷主対策の深度化」、「標準的な運賃の告示制度の導入」を4本の柱とする『改正貨物自動車運送事業法』が成立いたしました。特に「標準的な運賃の告示制度の導入」は、ドライバーの労働条件の改善を図るため、法令を尊守して持続的に事業を運営するための参考となる運賃と期待できるところです。
 このようにトラック運送業界を取り巻く環境は課題が多く、特に情報の開示をタイムリーに行うよう努めさせて頂きます。また、ドライバー不足の問題、情報委員会による資材
価格の開示、安全教育関連情報の提示等、従来の活動も継続いたします。中央支部会員の
皆様と共に、目の前に立ちはだかる試練に力を合わせ立ち向かえることを誇りにしたいと思います。
 因みに、任期中の一貫したテーマとして『矜持(きょうじ)』とさせていただきました。
このテーマの意味は、我々運送業界が日本経済の大動脈である輸送部門を担っているという誇りをもって業務にあたろうということです。
 最後になりましたが、時節柄、貴社の社員の皆様及びご家族の皆様のご健康を切にご祈念申し上げご挨拶とさせていただきます。

令和2年4月22日
一般社団法人 大阪府トラック協会中央支部
支部長 双葉運送梶@代表取締役 平井信一